世界の経済を見るに、米国は景気回復の傾向に向かいつつあるが、欧州始め中国・ロシ
ア等新興国は不況が続き、各国中央銀行がこぞって金融緩和政策の態度を表明している。
そのような状況下で、わが国の景気もいまだ回復している実感はない。従って基金の運用
による収益獲得も難しい局面が続いている。
平成27年度の事業計画については従来同様に、外国債券を中心に各通貨建別のリスク
配分を考慮した資金運用の方針を踏襲することとした。もちろん資金運用益は、出来うる
限り公益目的事業実現のために支出する従来通りの方針を堅持することとした。
この基本方針に従って次のとおり事業を計画する。
1 定款第4条1号および3号事業( 奨学金等の給付事業 )
県内大学等の留学生対象の修学助成金( 月額2.5万円の場合、31名分 ) 9,300,000円
2 定款第4条4号事業( 香川県内で発展途上国の教育支援団体の援助 ) 600,000円
3 定款第4条5号事業( 東日本大震災特別奨学金 月額5万円2名分 ) 1,200,000円
4 定款第4条2号事業( 留学生等に無償住宅提供事業 )
寮提供に伴う維持管理費用 625,000円
5 災害耐震用修理等準備金の本年度積立額 1,000,000円
(10年間で1千万円積立予定、年100万円積立 )
6 残余金は必要額を除いて有価証券に投資して運用益の増額をはかる。
以上